かがの学級 『八尾 かぜの盆』を訪ねて [加賀野公民館事業]
白山市 加賀野公民館 『かがの学級』 の事業として越中は八尾の 『越中おわら節』 で有名な 『かぜの盆』 を訪れた。
実施されたのは9月2日だったが、数日前からの台風12号の影響があるとの予報で実施が危ぶまれていた。
台風の予想進路もだんだん悪いほうに変わり、当日出発前の天候もまもなく雨が降りそうな状態。
公民館職員が参加者に聞いて回った結果、とりあえず現地まで行くことになりバスで出発。
美川インターから北陸道に乗り小杉インターに向かう。
小杉インターで北陸道を下り一般道でバスの降車場所に指定されている 『町民広場』 に向かう。
広大な広場だがここはあくまでも降車場所。
降車後のバスは金40,000円也を払って指定駐車場で待機するという。
その指定駐車場の場所はなんと路上駐車。
もっとも町民広場からはシャトルバスで指定駐車場である路駐場所まで送ってくれたり、交通誘導員、警備員の経費もかかることはよくわかるが4万円とは。
やらずぶったくりの典型とも言われる行為ではないだろうか。
今回の参加費は一人4000円。
25~6人参加で収入は約10万円強。
そこから駐車料金、弁当代を差し引くと残りは僅か5万円。
バスの純拘束時間は午後3時30分から午後10時30分。
バスは富山県砺波からやってきて砺波に帰る。
おそらく往復で2時間以上はかかると思うが。
その間のバスの経費、運転手経費、添乗員経費が僅か5万円。
これでバス会社の経営が成り立つのかと、人事ながら心配になってしまう。
町民広場でバス降車後集合場所を確認、全員で曳山展示場(八尾観光会館)に向かう。
八尾は坂の町とも石垣の町とも称されている通り、禅寺橋を渡ると西町の坂と石垣が見えてくる。
この石垣は八尾をもっとも代表する景観として知られている。
今回の参加者総勢26名+公民館員2名+添乗員1名
禅寺橋欄干には踊り子のレリーフが取り付けられている
八尾を象徴する景観 『西町石垣群』
玉石積で法面を形成し、その上にあるのが西町です。
現在では珍しい 『竹矢来』 を発見
八尾は川が多く鮎も大量に取れる。
方々で鮎の塩焼きを売っているところも発見。 うまそう。
天候が心配なため (すこしの降雨でも三味線、胡弓等の楽器保護のため輪踊り、町流しは行われない) 八尾に来て越中おわら踊りを見ないで帰ることにもなりかねないため、とりあえず曳山展示場で行われる踊りを見ることに。
曳山展示場に向かっている途中で西町の踊り手さんたちが
輪踊りに向かう途中と遭遇。
昔看板娘?発見
風の盆恋歌にも歌われている 『酔芙蓉』
花の朝咲始めは白色、徐々に淡いピンクから濃いピンクに
変わっていく様子が酔って顔が赤くなる酔人に似ているとこ
ろから付けられた名前です。
酔芙蓉を専門に売っている店もありました。
西町 輪踊り
八尾では2~3才の頃から踊りを覚えるそうです。
学校でも踊りを教えているとか。
とにかく踊れて一人前。
風の盆になると県外に出ている若者も大挙して故郷に戻る。
八尾観光会館には、普段は 『曳山』 が展示されていますが、かぜの
盆の時期には、各町が交代で踊りの指導と踊りを披露しています。
観光客もイスに座りながら踊りの指導を受けます。
おわら踊りは奥が深くなかなか難しい踊りです。
越中おわら節には男踊りと女踊りがある。
おわらの踊りは「豊年踊り(旧踊り)」と「新踊り」に大別される。
豊年踊りの所作は農作業をしている所を表した踊りで、老若男女を問わず、誰にとっても楽しむことのできる踊りである。市が観光客向けに行う「おわら講習会」や、富山県内の学校の運動会などで踊られているのも、この豊年踊りである。豊年踊りには唄と唄との間に踊る素踊りと、唄の上の句に入れる宙返り、下の句に入れる稲刈りの所作がある。ただし素踊りのみで踊ることもある。次に述べる新踊りが後に振付けられて「新踊り」と称されたことから、こちらの豊年踊りは「旧踊り」と呼ばれるようになっている。
新踊りはさらに「男踊り(かかし踊り)」と「女踊り(四季踊り)」に分かれる。男踊りの所作は農作業を表現しており、所作の振りを大きく、勇猛に躍り、女踊りの所作は蛍狩りを表現しており、艶っぽく、上品に踊るのが良いとされる。その両者とも、新踊りは昭和初期に日本舞踊家・若柳吉三郎によって振付けられた、主に舞台演技用の踊りである。もともと女踊り(四季踊り)にだけ唄に合わせた四季の所作が入っていたが、近年では男女混合で踊るときに、ペアを組んで妖艶な所作を入れたりもしている。なお、この所作は八尾の各町内ごとにいろいろと改良工夫がなされており、おわら踊りの特徴の一つとなっている。
男踊りはキリッとしたところが、女踊りはしなやかで艶やかで優雅な踊りが見所。
各町の踊りにも特長があり見ていても楽しいです。
観光会館(曳山展示館)
250年余の歴史を有し、越中美術工芸の粋を集めた絢爛豪華な曳山三台を展示してある。
曳山は『越中八尾曳山祭り』に使用されるものです。
入場料は通常500円が、なぜかかぜの盆の期間は1500円と3倍にも跳ね上がる。
観光会館前の 『蔵並通り』
石畳の風情のあるとおりです
雪洞の流れを見ると、八尾は坂の町ということがよくわかる。
この諏訪町本通りは日本の道百選 に選定されている。
石畳、無柱化、両側の流雪溝が特徴
流雪溝の溝蓋デザイン
上新町の町流し
いつもは町流しは人ごみが激しく 、 まともに写真など撮ることが
できませんが、今年の上新町は割合観光客も少なく 、最前列で
見ることが出来ました。
上新町は旧町の中でも道幅が広く 、商店も多く比較的容易に町
流しができる通りです。
民謡には珍しい 『胡弓』
胡弓の悲しげな咽ぶような響きが越中おわら節には
ぴったりです。
三味線 女性の弾き手もいる
おわらの唄い手、地方(じかた)としての胡弓、三味線、太鼓の
演奏者が各町にはいるようです。
女踊りは蛍狩りを表現しており、艶っぽく上品に踊られている。
男踊りは農作業を表現している。
近年では男女が対になって、妖艶な所作を表現する踊りも多く取
り入れられている。
各町で踊り方の違いもあり見ていて楽しいです。
とおりに面した二階から見ている人も。
キッと大宴会をしながらの観覧だと思うが。 うらやましい。
今町界隈に八尾フラット館がある。
ここの二階テラスで越中おわら踊りを見ることが出来る。
男女が絡む踊りは今町が先がけ。
先頭の子供は2~3才くらいか。
旧町の名古刹 『聞名寺』 の門前にある街で、創作当時の踊りのスタ
イルを大切に守っている。
八尾風の盆には何回も来ているが、時期的にいつも天候の心配をしなく
てはならない。
風の盆というだけあって台風とは縁が切れないのか。
毎年すごい数の観光客でまともには町流しを見ることが出来ない状態だ
ったが今年はいいところを見ることが出来てラッキー。
報道によれば1,2,3日の合計人出は19万人、最終日の3日は5万5
千人の人手とか。
例年よりは少ないようだった。
越中おわら節の踊りは年中どこかで踊られている。
いまや風の盆、越中おわら節も全国的になったようです。
狭い町に、多い時には三日間で30万人もの人が詰め掛けるという。
行政、主催者ともそのあたりの対策をもっと考えてほしいものである。
特に諸々の値段も含めて。







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